トヨタがリムーバブルHDD規格「iVDR」に期待する3つの利点(NE ONLINE2004.4.12)
トヨタが言うところの3つの利点を私なりに要約してみた.
(1)可搬性
車内LANだ何だとごちゃごちゃ抜かすより,HDDそのものを持ち運びした方が早いし安価で済むだろう.
(2)データの継承
HDDカーナビを買い換えても,新旧カーナビがリムーバブルHDDに対応していればユーザーは使っているHDDをそのまま入れ換えることにより,新しいカーナビにデータを継承させることができる.
(3)著作権やプライバシーの保護
HDDカーナビの使われ方として音楽ファイルや個人情報の入力が行われる可能性があるが,カーナビ処分時にHDDが付いたままだと著作権の侵害や個人情報の漏洩が発生する懸念がある.
(関連リンク)
iVDRに1インチHDD採用の新規格を追加 〜セキュア機能も規格化(インプレス 2004.4.12)
写真で見るiVDRディスク 〜リードは最大約20MB/sec(インプレス 2004.4.12)
【ASV成果報告会 Vol. 8】注意喚起の方法では賛否両論が起きて決着できない(レスポンス 2001.5.31)
三菱ASV-2でもっとも力を入れて開発された機能は「夜間前方歩行者情報提供装置」であることを紹介している記事.記事中ではこのシステムの問題点として以下の2点を指摘している.
・赤外線カメラが特殊な構造であり,高価であること.
・歩行者の存在を知らせる手段を「単純な文字情報と警報音にする」のか,それとも「赤外線カメラが撮影した画像のうち歩行者部分をマーキングする」のか,賛否両論わかれており統一化に至ってないこと.

しかし,この資料の図による説明では,既存のシステム(前照灯による歩行者把握)では把握可能距離はせいぜい前方20mまでであるのに対して,赤外線カメラを使用した場合はその5倍の100m先まで可能な所であるとしている.

(関連リンク)
三菱乗用車 ASV-2 国土交通大臣認定を取得(PDFファイル)