【カーエレ09】アックス、次世代車載用OSを展示(レスポンス 2009.1.2)

AXEは、 AUTOSAR仕様車載用ソフトウェア基盤の標準規格に準拠した次世代車載用OSのAXE-AUTOSARや、オーディオ・車載・制御分野に最適でNEC エレクトロニクス社の「V850」シリーズにも対応したPOSIX 準拠RTOSの絹、携帯Linuxマシン向け組込みGUI 環境の式神を提供している。展示ブースでは、これらの製品を展示する。

マイクロソフト、2009年内に車載用プラットフォームを統合(Automotive Electronics)

具体的には、Microsoft Autoのメディア接続/ハンズフリー電話/CD再生/ラジオ受信/車載ネットワーク(CAN:Controller Area Network)などの機能と、Windows AutomotiveのHMIツールキット/ASTツール、起動速度やエラーリカバリ性を高める「Ready Guard」機能などが融合され、ベースとなるOSには「Windows CE 7.0」が採用されるという。

運転支援システム向け画像処理技術の発表相次ぐ(Automotive Electronics)

一方、NECエレクトロニクスは2008年10月、画像認識用の並列処理プロセッサ「IMAPCAR2」4品種を開発したと発表した。2009年上期より順次サンプル出荷を始める。第1世代の「IMAPCAR」に比べて、高速品の「IMAPCAR2-300」(写真2)は処理性能を約3倍に向上し、普及品の「IMAPCAR2-100」は価格を1/5に抑えた。自動車の運転支援システムなどの用途に向ける。

ルネサス、運転支援マイコンに2Mバイトのフラッシュを内蔵(Automotive Electronics)

車載ネットワークとしては、CAN(Con-troller Area Network)コントローラを5チャンネル分搭載した。それに加えて、SH74504はFlexRayコントローラも2チャンネル分内蔵している。

これ以外にも、運転支援システムに必要とされる機能を内蔵している点に特徴がある。例えば、車載カメラからの映像データを、最大40メガバイト/秒の伝送速度で、CPUコアを介さずにマイコン内部のSRAMに直接取り込むことができるDRI(Direct RAM Input)インターフェース機能をはじめ、ミリ波レーダーシステムに必要とされるPDAC(Parallel DAC Controller)回路やPSEL(Parallel Selector)回路、タイマーユニットなどを内蔵している。